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先日、「つながろう日本」ウンナンさんバージョンを初めて見れました。
少しでも安心できる時間と場所が広がりますよう。
先日、映画『ゲゲゲの女房』を観に行きました。ゲゲゲ割引というのをやってて、水木夫妻か鬼太郎に関するグッズを持っていったら割引してもらえるっていう。グッズなら任せて、境港で買ったのがあるからどんと来いですよ(?)ということで当たり障りのないもの^^;を持参。映画館の方に「かわい」と言ってもらえた。えへ。
映画 『 ゲゲゲの女房 』 感想 →
う~ん……、暗め。あたたかい暗さは嫌いじゃないんだけど、これは幸せ感みたいなものがなくて。原作の本は読んだことないのですが、ドキュメントで最後の文だけ紹介されてるのを見たことがあって、それからは伝わってきていいなぁと思ったのですが。映画は、え、こんなところで終わるの?というラストだったし。
紹介文にあった、 【 ただひたすらそばにいた。 】
ただそのままひたすらそばにいた事実というか。人物の心情が一切語られないので、非常に淡々としてシュールな部分もあり(ちょっとホラー入ってる?)。とりあえず、朝ドラ版のほのぼのさを期待して見るのは違うかなという感じ。
* 「負けちゃいかんのです。」
* ハッハッハ笑いは映画の方が雰囲気出てる。
* ろうそくの灯りの中だけで絵を描くのを手伝うシーン、べとべとさんの話になって、「先へお越しやす」(なぜ、やす?)と言わなかったらどうなるの?と布枝が問いかけて、しげるさんが「別になんも」と言って二人で笑う。ここが一番だったかな。ずっと戸惑うか かたい表情しかなかった彼女が初めて笑った気がした。
* 布枝は淡々と時計のねじを巻きます。家にやって来た時も、生活が苦しくてその時計すら質屋に預けた時も、子供がお腹にいる時も、質屋から戻すことができた日も…。巻き続ける。生活は続く。
さて、以下、妖怪好きからみた感想。
この映画では序盤はごく唐突に妖怪が出てきます。一見普通の光景かなと思うくらい。(だので、妖怪大戦争ほどのがっかり感は少ない。)
忙しくしてる布枝の実家で、背景にすっとぬらりひょんが通った時はわくわくしたけれど、その後普通に家族と同じ部屋にいた時は大おじいちゃんかと思ったよ;。
川男は好きな妖怪です。川辺で二人ずつ並んでおとなしく物語などを話しているといわれる妖怪。
女もいるのは川姫かと勝手に思ってた。あれ小豆洗いだったんですね。小豆洗いが女性という発想はなんかなかったわ~。
吹き消し婆(火消し婆)は良かった。風もないのに、ふーっとろうそくの灯りが消える時、それはどこかに吹き消し婆がいるのかもしれない。
気になったのがカラサデさん。蓑をかぶった姿でほうきを携えて佇んでいる。
知らない存在だったので、調べてみました。出雲に伝わることなのですね。
他の地方では10月を神無月と呼ぶけど、出雲では神在月と呼ぶ。それは10月になると全国の神様が出雲に集まって話し合いをされるから…という事はよく知られていますが。その神様たちを見送るときに行われるのが神等去出(からさで)祭だそうです。
人々は家にこもって静かにしていなければならない。外に出るとほうきで撫でられる・・・というような解釈でいいんだろうか。あまりはっきりしなかったです;。島根の方々にはきっとよく知られたことなのでしょう。
映画は、小さな子供の姿で布枝の前にあらわれて、東京にもおったんだと彼女が安心したような顔をするシーンが良かったです。