[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ドラマ 「掟上今日子の備忘録」 、最終回でしたね。
9話が前編で、いいんだ、最終回だからといってこのほのぼのした二人には劇的な展開とかいらないんだ!と勝手に思ってたけど、納得の、いい最終回でした。うまい最終回でした。
恋愛ものの作品で、いいなぁと思ったのなんて何年ぶりでしょう^^;。
ほらここ最近見たドラマは、 「世にも奇妙な物語」 「必殺仕事人2015」 「古畑任三郎(再)」 だからさ(どういうラインナップか;)。これから 「スペシャリスト4」 を見るんだ~。
記憶が一日でリセットされる女探偵ということで推理ものとして見始めて、格好もコミカルだしネーミングもふざけてるし;、ライトすぎるミステリーなら初回でパスと思ってたら。あら予想外。
いろいろなものを切り捨てて今日1日を合理的に生きようとする今日子さんと、不運続きで人生の端っこを歩き続けてきたけれど 彼女に出会って世界の見え方が変わった厄介くんの、報われないけどひたむきな恋心にハマってしまったのでした。毎回が 「初めまして」 から。
心情が丁寧に描いてあるドラマだった。
厄介くんの文学的なモノローグもすっと入ってきて良かったし。厄介くん視点で今日子さんに片想い してる気分になれるっていう(笑)
いやー、 可愛い二人 だった vv
オープニングの提供 のところが毎回お気に入りだったんですけど^^。
後ろ姿の二人、気持ちが近づくにつれてちょっとずつ変わってくんですよね。
1. 厄介の方からちらっと見て、目を逸らす → 2. 肩に手を伸ばそうとして、慌ててやめる → 3. 今日子さんが服の裾をなおしてあげる(厄介くん動揺) → 4. 1と一緒かな? → 5.居眠り今日子さんの頭がこてっと肩に(厄介くん動揺) →
6. 今日子さんの方からちらっと見て、目を逸らす → 7. 今日子さんの方から一歩寄ってくる(厄介くん動揺) → 8. 黒い相合傘。厄介が傘をおろそうとしたら、さしなおす今日子さん。もう少しこのまま・・・ですか。きゃー(やかましい^^;) → 9. ついに今日子さんの方から腕組みを!
で、最終回10話。1人ぼっちで立っている厄介 ・・・だったので、えっ、まさかのバッドエンド? と心配になったら、最後の最後で腕組みバージョンの提供が流れたので(><)
にくい演出 (笑) 。 ← のらされすぎ^^;。
ずさっと 感想 (※あらすじと内容にふれます) →
* 5話 → 大好きな作家のフェスタに参加で、うきうきが可愛い今日子さん ♪
けれど楽しかった今日の思い出も明日になればリセット。わりきっている彼女は、新刊も決して買わない、日記もつけない。
そんな彼女の今日の思い出を守りたいと思う厄介くんの健気さにやられました。初めてかわした未来への約束・・・その日が来たら伝えよう・・・、想像で幸せそうな未来が切ない~。
* 6話 → 揺れ動く年頃の少女の一時の思いつめで命まで狙われたのに、恥をかいてもみっともなくても生き続けよう って伝えたくて、寝ている少女にただひたすら語りかける厄介のラストにちょっとうるっときた。
* 7話 → がやっぱ一番面白かったな~。恋愛だけじゃなくて、謎解きの方も心温まるストーリーで。
今日子さんが眠らないように見張る依頼。
仕事の協力だったのが → 最初は、同棲し始めの恋人のように楽しい → 次第に徹夜のストレスから険悪に → 倦怠期の夫婦 → 果ては、主人と奴隷 のような関係に・・・
楽しいだけじゃないシチュがリアルだ^^;。
不運から仕事を渡り歩く厄介くんですが、様々なスキルを身に付けすぎて証拠隠滅も完璧って!
いろいろあってここで初めて、今日子さんの次の日に継続する情報のリストに厄介くんの名前が加わる!! でも予告で朝起きて 「やっかい???」 ってなってるの笑った。
* 8話 → 今日子さん視点のお話。“ 厄介さん信用できる ” と書いたその日の自分をまず疑う探偵の今日子さん^^;。
せっかく書かれるとこまでいったのに、翌日にはもう不要な情報として消去されかかる(えーーっ!)
推理の過程で出てきた “ 好き ” ? に、なーいないないない、って爆笑な今日子さんが^^;。厄介くん不憫すぎる。
でも女性店員とじゃれあってる厄介くんを見てる目が・・・無意識にジェラシー?? でちょっと可愛かったです。
* 9話・10話最終回 (12/12) → パスされなかった映画デートの約束!・・・が果たされることはなかった(不運…)。
事件に巻き込まれ、すべての引き継ぎ情報を消され、(嘘の)人妻として暮らす今日子さんと再会した厄介くん。
彼女の幸せを願ってさよならする厄介くんだけど(切ない表情がうまいですねぇ!)。
明日明日とだます夫(のフリをしてる男)よりも、今日を大切にと言ってくれたあなたを信じる、って電話のシーン良かったなぁ。窓ガラス割って侵入は豪快だったけど・・・(今日子さん^^;)
逃げるために三日間 起き続けた極限の今日子さん。
厄介が今日子さんのために書き綴っていた備忘録をすべて読んで、
さらに歩道橋(?)に助けに現れた厄介くんを見て、抱きついちゃえばいいのに、と思ったけど ^m^
「あなたが書いてくれた私を選びます」 ってすごい告白よね。
ちゅーシーンがあった(バシバシ)
厄介の方が唇奪われた^^;!
たとえ次の日が初めましてだとしても。
次に会った時、 「また一から口説いてくださいね」
で、きゃーとなって(笑)、エンディング歌 「No.1」 ♪ が流れ始めるってのも上手いと思ったし。
あんなに潔く切り捨ててた今日子さんにも忘れたくないっていう感情があるんだなぁって。次の日もフラれたけど、厄介くんは楽しそうで。
ここまでの信頼を勝ちとったのは、やっぱりリセットされていても毎日の積み重ねを今日子さんの手続き記憶が覚えているからなのですかねぇ。
ちゃんと地道に伏線もつながってていいドラマだった。根源の謎が解けないのは、原作小説がまだ終わってないからっていうのはわかるけど、消化不良感はないし、未来への可能性も続く終わり方できれいでした。